日曜の夜が重い…“月曜ブルー”を和らげる前夜リセット

働き方と暮らし

その重さ、放置しない

楽しかった週末が終わり、日曜の夕方を過ぎると胸の奥がずっしり——。「明日の会議、準備できていない」「早起きできる自信がない」「寝ようとしてもスマホを見続けてしまう」。気づけばため息が増え、寝つきは浅く、月曜の朝はさらに重い。この“月曜ブルー”は意志が弱いから起きるのではありません。
週末モード(副交感神経)→仕事モード(交感神経)の切り替えに失敗している、
それだけです。ならば意図的に切り替える儀式を用意すればいい。この記事では、今夜からできる30分の前夜リセットを、手順・時間・コツまでお伝えします。やる/やらないがすべて。優しく慰めなし。やれば軽くなる、それだけです。

月曜ブルーの正体:なぜ日曜の夜は辛いのか?

1.自律神経の“段差”

 週末はゆっくり起きて、外食や昼寝、夜ふかし。副交感神経寄りの生活から、月曜は一気に緊張モードへ。睡眠・消化・体温のリズムがずれると、脳は「だるい」「不安」を出してブレーキを踏みます。

2.心理的なノイズの増幅

 「資料まだ」「メール返せてない」といった未完タスクは、脳内で“ざわざわ”を生みます。曖昧な不安は大きく感じやすい。可視化して小さく刻むだけで不安は減ります。

3.刺激の取りすぎ

 ベッドでスマホ→ブルーライトと情報の洪水で脳が覚醒。眠りが浅くなり、翌朝の眠気・頭痛・無気力へ直行です。

解決はシンプル。体・心・報酬の3面から、切り替えルーティンを前夜に入れること。


前夜リセット①:体を整える「就寝前1時間の黄金ルール」

目的: 交感神経のアクセルを離し、眠りの準備に入れる。
所要:10〜12分(就寝60分前に開始)

1.スクリーン断ち(5分)

 スマホ・PC・テレビを一斉オフ。ベッドに持ち込まない。代わりに部屋の照明を一段暗くします。
NG:通知だけ切るのはなし。

2.温熱+水分(1〜2分)

 常温の水をコップ1杯。その後、首・肩・みぞおちを手でさすり温める。入浴は就寝90分前に済ませるのが理想。入浴が遅くなった日は足湯10分で代替。

3.やさしいストレッチ(4〜5分)

 ①壁に後頭部・背中・お尻をつけ、万歳→おろす×10回(腰は反らさない)

 ②首の等尺運動:右・左・前・後へ手で軽く押し合い各10秒

  「首は一切動かさず、手で止めながら10秒——右・左・前・後の順で各1回。」

  <呼吸の合わせ方>

  • 押している10秒は“長く吐く”(4秒吸う→6秒吐く)。
  • 押し終えたら3秒だらん

コツ:痛いほど伸ばさない。気持ちよさ7割で止める。
効果の目安:体の熱が中心に戻る感覚、まぶたの重さ、あくび。これが出たら成功。

安全メモ:首や腕に鋭い痛み・しびれが出る、めまいがする場合は中止。既往がある方は無痛・弱めで。

肩をすくめてストン×5回
 終わったら深呼吸2回で締め。


前夜リセット②:心を整える「頭の中の整理術」

目的: 未完タスクを小さく分解、“不安”を見える化。
所要:8〜10分(ストレッチの後に続けて)

  1. ジャーナリング(3分)
     メモ用紙かノートに今の気持ちをそのまま書く。「会議が不安」「Aさんに連絡してない」など主語も理由も不要。手を止めないのが唯一のルール。書いた紙は写真に撮って破るのも可(心理的リセット)。
  2. 月曜トップ3(3分)
     月曜にやることを3つだけ選ぶ。禁止ワードは「全部/完璧/とりあえず」。
     - 悪い例:「企画書を作る」
     - 良い例:「企画書の見出しを3本書く」(15分で終わる粒度)
     各タスクの開始時刻まで決める(9:15/10:30/14:00など)。
  3. 障害の先回り(2〜3分)
     「やらない理由」を先に潰す。
     - 資料はどこ?→リンクをブックマーク
    • 環境は?→机上の余計を30秒で撤去
    • 人の調整は?1行メール下書きだけ作る

コツ“終えるタスク”ではなく“始める行動”に落とす(ハードルが下がる)。
効果の目安:胸のザワつきが数字で1〜2段階
下がる感覚(主観でOK)。


前夜リセット③:脳をだます「小さなご褒美習慣」

目的: 月曜の朝に楽しみのフックを用意し、脳の回避行動を弱める。
所要:5〜8分(寝る30分前までに決めてセット)

  • ご褒美の例(ひとつで良い)
    • 月曜ランチを少し豪華に(行き先を今夜決める/予約も可)
    • 帰宅後の映画30分(最後まで見なくてよい。続きは火曜のルール)
    • お気に入りの入浴剤を月曜だけ解禁
    • 朝のコーヒー豆を特別なものに(カフェインは起床90分後が理想)
  • 準備のミソ
     翌朝のカバン横に**“ご褒美付箋”**を置く(「12:15 CAFE ○○」など具体名)。未来の自分にメモで約束するだけで行動率は上がる。

大事なのは**“小さく確実”**。大きすぎるご褒美は逆にハードルになります。


タイムブロック例(合計約30分)

  • 20:30 入浴終了(理想)
  • 21:30 黄金ルール開始(スクリーン断ち→温熱→ストレッチ)10〜12分
  • 21:45 頭の整理(ジャーナリング→トップ3→障害の先回り)8〜10分
  • 22:00 ご褒美セット(付箋・予約・準備)5〜8分
  • 22:10 照明をさらに落とし、横になる前に本を3ページ
  • 22:30 就寝

※ 子育て・介護などで時間が取れない日も、各ブロック1分ずつでOK。ゼロにしないことが大切。


よくある失敗

  • 「なんとなく」でやる(時間を測らない)
  • ベッドでスマホ(自動的に翌朝が地獄)
  • タスクを粗く書く(“始められない”の原因)
  • ご褒美を盛りすぎ(達成しづらく罪悪感に変わる)

3週やっても変わらなければ独力の限界。姿勢・呼吸・生活リズムの土台から整えましょう。


まとめ:完璧より“今夜1つ”

“月曜ブルー”は性格の問題ではなく、切り替えの設計不良です。

  • :就寝前1時間の黄金ルール(スクリーン断ち/温熱/やさしいストレッチ)
  • :ジャーナリング→トップ3を15分粒度に分解→障害の先回り
  • 報酬小さなご褒美を前夜にセットして、朝のフックを用意

完璧は不要。今夜、どれか1つを実行してください。1つできれば、明日の体感は1段階軽くなるはずです。


3日ミニチャレンジ(コピペ保存推奨)

黄金ルール頭の整理ご褒美セット月曜の気分(0-10)
1
2
3

次にやることは1つだけ:今夜の開始時刻を決め、タイマーをセット。やれば変わる。やらなければ、来週も同じ日曜の夜です。

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 和ませ屋 代表 三宅 匡彦
(作業療法士/コアチューニング®トレーナー/国家資格キャリアコンサルタント)

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この記事を書いた人
和ませ屋

<和ませ屋のまっさん>
作業療法士として23年間、延べ5万人以上のリハビリに携わった経験を活かし、現在は「姿勢改善」「コアチューニング®」「キャリア相談」を組み合わせてサポートを提供。50代からの「自分らしく生きる」を応援しています。

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